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メディセレ薬局 現場からの声

3年ぶりに薬剤師フォーラムに参加しました

皆さん、こんにちは!
今回は5月某日に大阪府薬主催の「未来を担う薬剤師フォーラム」に参加しましたので、そこでのお話をしたいと思います。
私は3年前の2019年にも一度参加しています(当時もコラムで書かせて頂きました)。
当時は1泊2日でリアル参加しましたが、今回は(残念ながら)コロナの影響で1日でのWEB開催となりました。
大阪府で勤務されている若手~中堅の薬局薬剤師(一部病院薬剤師の先生や他県からの先生も)90名ほどが参加され、まずは3つの一般講演(午前に2講演、午後に1講演)を受け、その後に「コロナ禍を経て変化した〇年後の薬剤師の姿」というテーマで、9組に分かれてグループディスカッションを行い、各班の発表・質疑応答を行う流れでした。
米国の薬局で勤務されている薬剤師のご講演、薬剤師連盟の方々のご講演、社会保険医療協議会委員のご講演はどれも密度が濃く大変刺激になる内容でした。
特に印象的だったのは米国の話題で、米国ではフォーミュラリーに沿った薬物治療、リフィル処方(日本ではこの4月にようやく新設されたものですが米国ではなんと1年間も有効!)、薬剤師免許更新制度(日本では更新のみなら無試験だが米国では要試験)、調剤薬局での予防接種ができるという点が日本より進んでいるそうです。
もちろん、日本の薬局業界の方が良い点もたくさんありますが、米国の良い点は日本でも進んでいくとより良いと思いました。

私が参加したグループのディスカッションでは「特定健診に薬剤師が携われるようにしたい」「ワクチン接種や採血ができるようになりたい」「リフィルなど処方箋の管理・権限をより多く任して貰えるようになりたい」「未病に対してよりアプローチが出来るようになって、未病に対してのアプローチに報酬が付くと尚よい」など様々活発な意見が飛び交いました。
これらはもちろん他職種や政治的な兼ね合いもあり、現実的にはまだまだ議論すべき点が多いのですが、いずれにしましても、薬剤師側が今一度、教育制度を革新し、より高いレベルへと成長するということが必要不可欠になると思います。

5年後10年後20年後が輝く未来となるように・・・まずはこの1~2年ですべきポイントとして、2つお伝えしたいと思います。

① かかりつけ薬剤師・薬局が持つべき3つの機能のうち、服薬情報の一元的・継続的な把握については、オンライン資格確認システムを基盤とした薬剤情報の共有や電子処方箋を活用することで対応しやすくし、患者との対話や医療機関との顔の見える関係を構築する
② 新型コロナウイルス感染症の教訓を踏まえれば、かかりつけ薬剤師・薬局にとってオンライン服薬指導とリフィル処方を重要な機能のひとつとして確立する
薬剤師の今後の動向にも目が離せませんが、薬学生の皆様はいかがお考えでしょうか?
是非参考にして下さい!

メディセレ薬局 管理薬剤師 密原 将志

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