こんには!メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。
私は数年前に青年経済人の世界会議に参加するためアフリカ最北端にある国、チュニジアに行きました。実に所要時間24時間。会議後、折角ですので、現地で服を調達し、チュニジアの薬局探しの為メディナ(旧市街地)に行きました。街の景色を楽しみながらついに薬局を発見!フランスの薬局に似ています。日本のように診療所の横に薬局があります。薬局の前にはフランス語とアラビア語で「薬剤師がするサービス」を明記してくれています。
中に入ると3人の男性薬剤師さん。つたない英語で交流。チュニジアでは教育費はほとんどかからないそう。基本的に6歳~16歳までは無料、大学は3年が専門学校、4年が普通の大学、5年が専門的な大学、6年が医学部だそう。薬学は5年行かないといけないのですって。給与はさすがに聞けませんでした。一般的に大学卒の人の給与は8000ディナールとのこと。1ディナールが80円ですから・・・6万4000円。物価は日本の1/3~1/4ですね。チュニジアでも日本と同じように処方せんのような指示書を医師からもらって、薬剤師がお渡しするそうですが、箱渡しばかりです。病院は公立病院と、プライベート病院に分かれるそう。プライベート病院は非常に値段が高いので、富裕層しかかかれないとのこと。あ、隣の診療所ね。ベンツが止まっていたわ。薬局は平日8時30分~13時と15時~20時。そして土曜日は午前中のみ。日本と同じような勤務体制ですね。でも、日本と大きく違うところは、お昼にまち全体にイスラム教の経典が流れ、みんなお祈りをしています。チュニジアはフランス領であったため、街並みがヨーロピアンなのに、イスラム教文化との融合がなされている不思議な街でした。