皆さん、こんにちは。4月になりましたね。この時期の通勤電車の中には、たくさんの新社会人の方が緊張した面持ちで乗っておられます。昨日の帰宅時の電車でも、仕事がいかに大変かと語り合っている新社会人と思われる方たちがおられました。漏れ聞こえてくる内容から、どうやら薬局事務として働き始めた方たちのようでした。これから大変ですね、と思いながら電車に揺られていました。
4月は進学、就職、転職など様々なイベントで生活環境が変わる方が多くおられると思います。そういった中で意外とおっくうなのが「医療機関の変更」かもしれません。引っ越しや生活パターンの変化で、これまで慣れ親しんでお世話になった、病院やクリニックの医師、薬局の薬剤師から離れて、初対面の医師や薬剤師と新たな関係を築かなければいけない。今日はそういう方たちに気を付けていただきたい事を少し書いてみようと思います。
1. マイナンバーカードによる医療情報の共有を活用しましょう。
マイナンバーカードを使用することで、医療の履歴や処方情報が医療機関の間で共有されます。つまり、これまで受けてきた治療の経過や処方内容が新しい医療機関に確実に伝わるので、継続性のある適切な診断や治療が受けられるようになります。新しい病院やクリニック、薬局ではマイナンバーカードを提示するようにして下さい。
2. マイナ保険証をご準備ください。
新たに就職した、あるいは転職した方は健康保険が切り替わります。昨年12月からいわゆる「紙の保険証」の新規発行は終了していますので、今後は保険証が手元に来ることはありません。マイナンバーカードを健康保険証として利用するための登録を行いましょう。登録手続きは、病院やクリニック、薬局で行うことができます。登録手続きをされていない方は、マイナンバーカードを持参のうえ、医療機関の受付を行ってください。既にマイナ保険証利用登録を済ませている方は、健康保険が切り替わっても、再度手続きを行う必要はありません。
3. お薬手帳を引き続き活用してください。
マイナ保険証を利用すれば処方情報が共有できるので、お薬手帳はもう必要ないのでしょ?という誤解があります。将来的にはそうなる可能性が高いのですが、現在はまだ過渡期のため、引き続き、お薬手帳で処方情報の共有がされています。今後、マイナ保険証による受診率が向上すればお薬手帳は不要になるかもしれません。それまで、もう少しの間、お薬手帳を持ち歩いてください。
4. 公費関係の手続きの更新
健康保険以外の公費利用は、多くの場合、市区町村の管轄となっています。引っ越しに伴い管轄市区町村が変わる場合は、受給者証などの更新手続きが必要です。新たに住む自治体の役所で相談して下さい。新しい受給者証が発行されるまで少し時間がかかることがあります。それまでに受診の必要がある場合は、病院やクリニック、薬局で受給者証を申請中であることを伝えていただければ大変助かります。
よくある誤解なのですが、マイナンバーカード自体に個人の医療情報は記録されていません。したがって、マイナンバーカードを落としたり盗まれたりしても、そのカードの中から所有者の医療・処方情報が盗み見られることはありません。では、医療機関はどのようにして医療・処方情報を共有しているのでしょうか。医療・処方情報は、厚生労働省が運用するクラウドシステムに保管されています。マイナンバーカードは、各医療機関からこのクラウドシステムにアクセスをして情報を閲覧することを許可する「鍵」となるものです。つまり、「閲覧が認められた公的な医療機関」において「マイナンバーカードというハードウェアキー」と「顔認証もしくは暗証番号というソフトウェアキー」により開錠するという手続きがあって初めて閲覧可能になります。
過剰に、マイナンバーカードを恐れることなく活用いただければと思います。
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