皆さん、こんにちは。2025年2月22日、23日に第110回薬剤師国家試験が行われました。我々Medisereのスタッフは受験生の激励のため、毎年、開催会場へ駆けつけています。頭を働かせるために必須の糖分を補給できるラムネを配りつつ、会場に入るすべての受験生を応援してきました。今年の薬剤師国家試験がどうだったかは、MedisereのしゃっちょうのYoutube(https://www.youtube.com/watch?v=lCSMkNiQ0zc)を見ていただくとして、いくつか気になった問題をピックアップしてみたいと思います。
問105
アセチルCoAの生合成に関して作問された化学の問題です。6年制になってからの薬学の化学は、臨床につながる化学、臨床で使える化学を目指した試みがいろいろ行われているように感じます。この問105は、生体内で重要な役割を担うアセチルCoAがどのように作られるのか、どのような性質を持っているのか、どのような反応性を示すのかというのが、生体内での分子の動きに直結するまさに「臨床につながる化学、臨床で使える化学」の試みだと感じました。その一方で、選択肢の4には、古き良き難しい化学の息吹を強く感じました。新しい薬学を目指す先生方と、伝統的な化学を守ろうとする先生方でいろいろと議論が行われたのではないかと勝手に想像しています。
本問題は解答案を検討していたMedisere講師陣の中でも話題になっていました。私は学生の時に有機化学の研究室にいたので化学は得意な科目でしたが、この選択肢の正誤を正しく説明をするには、薬学で標準的に教えていると思われる化学の知識の範囲ではすこし説明が難しいのではないかと思います。もちろん、「覚えていれば解ける」ことに間違いはありません。しかし、理論問題に配置されているということは、基本的な知識や科学理論を用いて、その場で思考をすることで正答を導き出すことができる問題として設定されていると思います。何がどう難しいのか、というのはやや専門が過ぎるのでここでは詳細には説明をしませんが、「この選択肢の正誤を判断する根拠となる知識は、果たして臨床にどうつながり、臨床でどう使うのだろう」という疑問は感じました。そういう意味で、「難しい問題」であったと思います。
問324-325
ヒトを対象とする研究に関する問題です。いわゆる治験のような本格的な臨床研究ではなく、臨床で活躍する薬剤師が薬歴・カルテなどを情報源として「日々の業務の中から気づきを得て、科学的な妥当性を求めていく研究」に関する手続き、手順、ルールについて問われた問題です。
臨床で活躍する薬剤師も研究を行うことが求められつつあります。しかし、治験のような臨床研究を行うことは難しく、実際に実施するのは、この問題で扱われているような研究になると思います。こういった研究の手続きや、ルール、守るべき倫理について国家試験で問われるということは、これからの薬剤師はこういったことを知っており、それを踏まえて薬剤師業務に取り組むことが求められているのだと思います。これまでに、幾つかの薬局や病院でヒトを対象とした研究を行い、学会発表や論文につなげてきましたが、その際にはこの問題で問われている手続きなどを何度も行ってきました。このような取り組みが、薬剤師にとって当たり前となり、研究の質が向上してくことを楽しみにしています。
3月25日には合格発表があり、今年も多くの新しい薬剤師が生まれることとなります。国家試験に向かって勉強を重ねて、多くの知識を身に付けたことと思いますが、ぜひその知識を実際の現場で使い、患者さんの生活に貢献していただければと思います。
メディセレ薬局 管理薬剤師
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