こんにちは。メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。
薬剤師に必要なものは偏差値でしょうか?違います。薬剤師に必要なものはIQ(知能指数)ではなく、EQではないでしょうか。薬剤師はくすりを扱う医療人です。故に「人間性」が必要であります。
国家試験にも「ヒューマニズム」という分野が設けられています。自分の感情を知り、現実的な自己を形成して、それを行動の指針とする「心的知性」と周囲の気持ちを感じ取って適切に行動する「対人知性」を合わせた人格的知性からなるEQ(情動指数)が必要ではないでしょうか。EQは下記の5つの能力から構成されると心理学者が提唱しております。
①自己認識力:自分の本当の気持ちを認識して大切にし、自分が納得できる決断を下せる能力。
②自己統制力:情動を抑え、ストレスの元となる感情を抑えることができる能力。
③動機づけ:目標に向かって前向きに考え、努力を続けることができる能力。
④共感能力:他人の気持ちを敏感に感じ取り、共感する能力。
⑤社会的スキル:集団の中で他人と協調・協力できる能力。
まさに薬剤師に必要な能力です。①と②は処方時に必要な能力、③は薬剤師としての姿勢、④は服薬指導時に必要な能力、⑤はチーム医療を今後推進するために必要な能力です。では、EQはどうすればあがるのだろうか?EQを高めようと意識することだけでも少しあがります。人は目標なく歩くのは難しく、つまらないものです。皆さんと一緒に、EQの高い薬剤師を目指し、楽しみながら歩んでいければと思っております!