こんにちは!メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。
私は日本青年会議所医療部会の第47代部会長をさせて頂いておりました。その関係から、医師会、歯科医師会の先生方と交流させていただくことが多く、勉強させていただく機会をたくさんいただきます。
先日、医療部会のアドバイザーでもある元厚生労働副大臣の武見敬三先生から、講演会をやるからおいでと言われて、気楽に行きましたら、国際シンポジウム「21世紀型の新たな皆保険制度」後援:外務省・厚生労働省、協力:ビルゲイツ財団。・・・講演は、え、英語?ムズカシイ・・・。
人間の安全保障の定義は、コミュニティーにおける個々の人間の生活、生存、尊厳を守る事であるというグローバルヘルスの提言。国際社会共通の課題は、気候、感染、パンデミック、エネルギー危機であり、国家単位とする安全保障は限界に来ているとのこと。日本は1961年に皆保険制度を成立させ、発展させることにより医療の質を保障し、長寿化に成功した。そこでWHOの『世界保健報告2010』の中心テーマは皆保険をいかにして中進国、低所得国でも達成するかである。ハーバード大学教授もオックスフォード大学教授も日本の皆保険制度を絶賛。世界的に見て日本の皆保険は非常に評価されていました。今まで保険制度についてぶつくさ言って、ごめんなさい。しかし、皆保険50周年を超えた今、財政赤字の深刻化から皆保険の持続が脅かされている・・・。
その後、武見先生とお話した時に「健康寿命」のお話を教えて頂きました。健康寿命とはWHOが2000年に公表した、日常的に介護を必要としないで自立した生活ができる生存期間の事。
平均寿命 (男性) |
平均健康寿命 (男性) |
平均寿命 (女性) |
平均健康寿命 (女性) |
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日本 | 79 | 73 | 86 | 78 |
オーストラリア | 79 | 73 | 84 | 75 |
イタリア | 79 | 73 | 84 | 76 |
平均寿命だけでなく、平均健康寿命も日本が世界1位です。日本、やりますね~。今一度、世界一である日本の医療に携わっていることに誇りを持ちましょう!