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メディセレ薬局 現場からの声

学校薬剤師に行ってきました

今回は学校薬剤師に行ってきたお話をしたいと思います。皆さんは学校薬剤師というのをご存知でしたでしょうか?1930(昭和5)年、小樽市の小学校で風邪をひいて体調の悪い女子児童に「アスピリン」を服用させるつもりが誤って塩化第二水銀(昇汞・毒薬)を服用させたため、女子児童が亡くなってしまうという痛ましい事故が起きてしまいました。そのためいろいろな薬を保管している学校にクスリの専門家を置くべきだという声が高まり、学校に薬剤師を配置することになった事が始まりです。現在では大学以外の学校には学校薬剤師を置かなくてはならないことが、学校保健安全法 第23条によって規定されています。

学校薬剤師の役割は、薬品類の使用や保管等にとどまらず、健康相談や保健指導、学校環境衛生(採光、照明、換気など)の維持管理に関する指導・助言者としての職務などが義務づけられています。学校保健に携わり、子どもたちの快適な教育環境を守ることが主な役割です。

今回は、①保健室の薬品管理チェック、②各教室の二酸化炭素濃度と照度測定、③水道の水質検査(残留塩素濃度)を行いました。①と③は特に問題ありませんでしたが、②の二酸化炭素濃度は基準値よりも高いと頭痛や吐き気などの体調不良をきたすのですが、一部教室で基準値よりも高かったため、こまめな空気換気を指導しました。

また2クラスで授業中の数分をお借りして、薬剤師につて簡単な話をさせて頂きました。話をした後に学生からの質問では「どうやったら薬剤師になれますか?」や「おなかの調子が悪い時の良い薬はありますか?」さらには「給与はいくら貰えますか?」といった質問まで(笑)どのような形であれ、今回話した事をきっかけに少しでも薬剤師になりたいという子が出てきてくれたら良いなと思いました。

メディセレ薬局 管理薬剤師 密原 将志

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